昨日SAMURAI ISLAND EXPO’17に行ってきまして、「ブロックチェーン技術がつくる未来のカタチ」という座談会を聞いてきたので、まとめます。
ブロックチェーンについてベンチャー、エンジニア、法律家、各分野の専門家のお話が聞けたのでかなり面白かったです。
箇条書きでまとめます。
ブロックチェーンの特徴
- 誰も管理しない
- 改ざんできない
以下の条件にあてはまるケースに向いている
- 複数の関係者がいる
- データを改ざんする動機がある
- でもデータをシェアしたい
具体的なメリットの例
- 利益相反した場合に技術的に信頼性を担保された情報を基に争いを解決することができる。
- まったく見知らぬ人同士の取引であってもブロックチェーンのデータを使えば、客観的なデータを基に信頼性の判定が可能なので安全に取引できる。
- ビッグデータを確保しているプラットフォーマーが優位になっているが、プラットフォーマーを介することなく信頼性の高いビッグデータの構築が可能になる。
期待される使いみちの例
- 保険の審査
- 本人確認
- 食品のトレースなど
ブロックチェーンに登録したあとは改ざんできないけど、登録する段階での改ざんは想定するのでしょうか?
せっかくの機会だったので入力値そのものの改ざんが可能なケースを想定して、それ自体もブロックチェーンで解決するのかを質問した所、システムを構築する段階で入力デバイスを限定するなどで対策するなど対策が必要とのことでしたので、改ざんされた入力そのものに関しては完璧に防ぐことはできなそうです。