無理なく継続できる運動はないだろうか?
30代半ばも過ぎると代謝が驚くほど落ち、今までどおりの生活をしているとどんどん太ります。また、健康も気になってきます。こうなると運動しなくてはなりませんが、一時的に運動してもあまり意味はありません。
かと言って、毎日ハードな運動をするのはとても大変です。
運動が嫌いな僕が、無理なくモチベーションを維持し、継続できる運動はないのだろうか?ということを考え始めたことが、徒歩をはじめるに至った きっかけでした。
意外と小さな手間が運動に対するモチベーションを下げる
楽しい運動であればモチベーションは下がらないのではないか、という仮説から、僕は最初に自転車から始めました。
そこそこ良い自転車を購入したら、楽しくて半年くらいは、週に2〜3日くらいは40〜50km位走っていました。しかし、それからしばらく経つと、だんだん準備が面倒になってきました。
ヘルメットをかぶる、タイヤの空気を確認するといった作業や、自転車を雨に濡らしたくないなどの心理的な不快感、そんなちょっとしたことが、運動をやらない理由となり、継続的な運動に対するモチベーションを低下させます。
準備が簡単で運動をしない理由を極力少なくできないだろうか、と思いついたのが、徒歩でした。
準備も簡単。玄関 開ければすぐ運動できる。
徒歩は他の運動と比較して準備の手間がとても少ないです。
ウェアに着替えるだけですぐ歩けますし、普段着でも歩くくらいの運動であればそんなに支障はありませんから日常の生活に運動として取り入れやすいのがメリットです。
玄関開けたら、すぐにどこでも運動できるのは、徒歩の大きなメリットです。
雨天でもかっぱを着ればいいだけです。自転車のように気を使う必要はありません。
疲れないから、つらくない
1日に連続で12〜13km以上歩かなければ筋肉痛や体の痛みなどは出ません。
そのため、筋肉痛で痛いから今日はやめておこうか、など肉体への負担を理由に運動をしない理由が発生しません。
これは継続的な運動にとって、結構 重要です。
生活の中のちょっとした時間を運動に変換できる。
歩くことは生活の中のちょっとした時間を運動に変換することができます。
例えば昼休み食事のための買い出しや、休日の移動を車ではなく、徒歩に変えるなど、移動手段を徒歩に変えることで日々の運動量を上げることができます。
僕は図書館によく行くのですが、往復で10km程度あります。これだけでも結構距離が稼げます。最近の図書館は雑誌も充実していて、無料で本も読めて一石二鳥です。
ありきたりな移動が非日常的な体験に
歩いてみて感じたことは想像以上に普段の生活圏の印象が変わるということです。地方で生活していると、ほとんどが車での移動になりますが、普段、車で移動している道を歩くだけで、非日常的な体験ができます。
それは徒歩のスピードで歩いてみて、初めて知る発見があるからです。 歩く速度で見ると風景は想像している以上にがらりと変わります。 歩きだと気になったものもじっくり観察できますしね。
歩いていてふらっと寄ったお店が美味しかったなど、楽しみもあります。
歩くだけでも、5kgやせられた。
僕自身ダイエットを目的として歩いているわけではなく、あくまで健康目的でした。僕が4ヶ月で1,000km歩いて消費したカロリーは約60,000kcalです。
これは、歩いた日数で割ると、一日あたり、500kcal ご飯茶碗2杯分位のカロリーになります。数日程度、これくらいの運動をこなしても痩せることは難しいかもしれませんが、継続することで効果が現れます。
また、36歳という年齢もあるのかもしれませんが、継続して運動をすることで、食欲は増えるどころか減りました。
そのため、食事制限は一切しないつもりで始めましたが運動そのものを継続することで自然と過食しにくくなりました。これは運動によってストレスが軽減されたおかげだと思います。
結果的に4ヶ月で67.6kgから62.2kgへと、5kg程度の減量にも成功しました。 つまり継続的な運動をすることで食欲が適正に戻り、それに従って体重も適正値に近づいてい行くというわけです。
何故か一日の時間が延びる
毎日1.5〜2時間くらい歩いていると言うと、大抵の人は「時間がもったいない」と言います。しかし、僕は、ほぼ毎日歩いていても、何故か時間が延びたという感覚になりました。
運動をすることでストレスが軽減され、仕事の能率も上がったことと、本来心配症で悩みやすい性格なのですが、歩き始めたことで、意思決定のスピードが格段に上がりました。
そのため、運動始める前に比べ、むしろ時間に余裕ができました。
※そもそも仕事が遅かったんじゃないかという指摘があるかもしれませんが…。
まとめ
継続的にできる運動としては徒歩は最高だと思います。
ダイエットのためなどで、カロリー制限と負荷の高い運動をされている方もおりますが、結局は継続的な運動を維持できなければ一時的にダイエットができたとしてもまたリバウンドしてしまいますし、体への負荷が高い分、逆に健康への悪影響もあったりもします。
また、運動そのものがストレスになり、過食になったり、筋肉痛などの疲れで日常生活に支障が出てはむしろ人生にとってマイナスです。 好きなものを食べながら継続的に運動でき、ストレス解消にもなる「徒歩」。
おすすめです。